健やかや遠ほととぎす聞きとがめ
耳はまだ大丈夫らしい。
きょう二日ぶりに畑へ行くと、おそらく信貴山の麓あたりかと思われるがかすかにホトトギスのキョッキョッキョッという声を聞いた。
それはほんとにわずかな声でほかに作業している人に伝えても分からないという。
かすかでいて、しかしはっきりとホトトギスと分かる鳴き声を聞いているとまるで白昼夢のように思えてくる。夜に夢うつつでホトトギスを聞くことが多いが、今日はその白昼版でもあるかのようであった。
ホトトギスは移動性が強いので明日はもう聞くことがないだろうが、いかにも六月の声を聞くようでやはりホトトギスは初夏あるいは梅雨前には欠かせない鳥だと思う。