温め酒恩師ほどよく老いたりけり
帰国中の米寿の恩師を囲んでの会となった。
酒は嗜む程度の先生とは、みな遠慮したのだろうか、日本酒、焼酎をオーダーすることもなく数本のビールだけで終わったが、お迎えのメンバーはといえばみな古稀過ぎで、年齢に応じて健康的な酒量だったのだろう。
外つ国の粋な赤シャツを召した先生からは、お国やEUの世情、健康の秘訣など幅広い話題が提供され、時間はあっというまに過ぎてゆく。
今回は二年分の作品を披露されたわけだが、次回またいつになるか分からずとも、帰国されても先生のエネルギーはまたすぐに充填されることは間違いなく、新たな作品に挑戦されることだろう。
われわれもまた、その時には元気でお迎えできるようしゃんとしてなくてはならない。